リーゼロッテと森の魔女

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リーゼロッテと森の魔女

 

 

フルーツバスケットで大ヒットした、高屋奈月先生の新シリーズで、
これまた少女漫画らしく女の子が主人公なのですが、
これまでのおっとり系の女の子ではなく、今度は元気いっぱいで行動力の塊のような女の子です。

 

 

しかし、彼女にはその元気で天真爛漫な性格からは思いもつかないような悲しい過去があり、
それを見事に乗り越え、前向きに生きようとしています。

 

 

そんな中で出会った、もう死んでしまったと思っていた幼馴染にそっくりな謎の人物や、
彼女よりも先に森に棲んでいた魔女たちとの難しすぎる関係、
そして降り注ぐ困難と、様々な謎にだんだんと引き込まれていく作品です。

 

 

私個人的には、とてもマイペースで一体何を考えているのか掴めない所はあるけれど、
一貫して主人公を大切にしているように感じる、謎の人物がとても素敵です。

 

 

自分勝手で、一見誰に関しても無神経なようでいて、主人公に対しては思いがけずに一肌脱いでくれたりして、
それを当たり前のように振る舞っている所なんかが、少女漫画の中の出来事とはいっても、とても憧れるヒーローですね。

 

 

孝也先生の作品はいつもかなりの長編なので、まだまだ先は長いと思いますが、これからの展開が楽しみです。