緑川ゆきが好きで、夏目友人帳は月刊LaLa連載当初から見ていました。
妖怪と主人公との微妙な距離感、素朴な主人公の優しさなど、
この作品独特の味が出ていて、他の作品とは一線を画しています。
特に、あまのじゃくな妖怪たちや人間関係の描写が上手く、
儚さや寂しさ、さり気ない気遣い、懐かしさ、優しさが伝わってきて、
各ストーリーを読み終わるとほんわか心が温まるような感じがします。
後になってアニメ放送が始まった当初、「アニメであの雰囲気が伝わるのかな?」と
疑問でしたが、漫画には漫画の、アニメにはアニメの良い味が出ていました。
アニメは外国でも放送されたらしく、外国人の友達も「これぞ日本情緒!」と
大喜びで見ていました。
日本の良さが伝わる作品でもあると思います。